2025年1~3月奈良市の景況調査結果
調査期間
2025年2月10日(月)~3月5日(水)
調査対象期間
2025年1~3月期実績
2025年4~6月期見通し
調査目的
本調査は地域商工業の景況並びに経済動向等に関する情報の収集及び分析を行い国及び県等の施策並びに会議所等の指導の参考に資するとともに中小企業者に対し経営に必要な環境情報を提供する
調査対象
奈良市内の5業種42社を対象に実施した
内訳 建設業/7 製造業/8 卸売業/5 小売業/12 サービス業/10
調査項目
業況、売上、仕入、採算、資金繰りの状況及び今期直面している経営上の問題点
調査方法
経営指導員により事業所へ訪問
回収状況
調査対象42社のうち回答のあった32社(回収率76.2%)について取り纏めた。
調査結果概要 (対前年同期比)
注) DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。
1. 業況(自社)
今期の業況DIは、9.4と前期(12.2)より好転幅が減少した。
来期の業況DIは、9.4と今期より横ばいに推移する見通しとなっている。
2. 売上額
今期の売上額DIは、12.5と前期(7.3)よりプラスに転じた。
来期の売上額DIは、21.9と今期よりプラス幅が増加する見通しとなっている。
3. 仕入単価
今期の仕入単価DIは、96.9と前期(70.8)よりプラスへ転じた。
来期の仕入単価DIは、93.8と若干減少する見通しとなっている。
4. 採算(経常利益)
今期の採算DIは、15.7と前期(△12.2)よりプラスに転じた。
来期の採算DIは、25.0と今期よりプラス幅が増加する見通しとなっている。
5. 資金繰り
今期の資金繰りDIは、9.3と前期(2.4)よりプラスに転じた。
来期の資金繰りDIは、12.5と今期よりプラスへ転じる見通しとなっている。
6. 経営上の問題点
2025年1~3月期の経営上直面している主な問題点
・建設業 材料価格の上昇、人件費の増加、従業員の確保難民間需要の停滞 等
・製造業 原材料価格の上昇、人件費の増加、需要の停滞 等
・卸売業 仕入単価の上昇、人件費の増加人件費以外の経費の増加 等
・小売業 仕入単価の上昇、消費者ニーズの変化への対応人件費の増加 等
・サービス業 人件費の増加、従業員の確保難、人件費以外の経費の増加材料等仕入単価の上昇 等