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   平成20年1月~3月期調査結果概要 (対前年同期比)

注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
20年1~3月期の業況(前年同期比)は、「好転」10.8%,「不変」27.0%,「悪化」62.2%で今期実績値DIは△51.4となり、前期(19年10~12月期・△28.9)より「悪化」超幅は拡大した。
来期の見通しは「好転」16.2%,「不変」43.2%,「悪化」40.5%で、△24.3と今期実績値(△51.4)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
しかし、1~3月期が悪化して、来期も不変が43.2%と増加しており、業況は厳しい状況が続くものと思われる。
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 2. 売上額
20年1~3月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」10.8%,「不変」35.1%,「減少」54.1%で、今期実績値DIは△43.3となり、前期(19年10~12月期・△26.3)より「減少」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「増加」18.9%,「不変」37.8%,「減少」43.2%で、△24.3と今期実績値(△43.3)より「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
20年1~3月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」73.0%,「不変」21.6%,「低下」5.4%で、今期実績値DIは67.6となり、前期(19年10~12月期・63.2)より「上昇」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「上昇」70.3%,「不変」24.3%,「低下」5.4%で、64.9と今期実績値(67.6)より「上昇」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
20年1~3月期の採算状況(前年同期比)は、「黒字」2.7%,「収支トントン」27.0%,「赤字」70.3%で、今期実績値DIは△67.6となり、前期(19年10~12月期・△52.6)より「赤字」超幅は拡大した。
 来期の見通しは、「黒字」8.1%,「収支トントン」24.3%,「赤字」67.6%で、△59.5と今期実績値(△67.6)より「赤字」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
20年1~3月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」2.7%,「不変」54.1%,「悪化」43.2%で、今期実績値DIは△40.5となり、前期(19年10~12月期・△18.4)より「悪化」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「好転」2.7%「不変」62.2%,「悪化」35.1%で、△32.4と今期実績値(△40.5)より「悪化」超幅は縮小するものの不変が増加しており、資金繰り状況は依然厳しいものと思われる。
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 6. 経営上の問題点
20年1~3月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)材料価格の上昇、(2)民間需要の停滞、(3)大企業の進出による競争の激化、請負単価の低下・上昇難、取引条件の悪化、官公需要の停滞。
製造業は (1)原材料価格の上昇、(2)需要の停滞、(3)取引条件の悪化。
卸売業は (1)販売単価の低下・上昇難、(2)仕入単価の上昇、(3)需要の停滞。
小売業は (1)仕入単価の上昇、(2)消費者ニーズの変化への対応、(3)大型店・中型店の進出による競争の激化、同業店の進出、販売単価の低下・上昇難。
サービス業は  (1)利用者ニーズの変化への対応、需要の停滞、(2)大企業の進出による競争の激化、店舗施設の狭隘・老朽化、材料等仕入単価の上昇がそれぞれ挙げられている。
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