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   平成20年4~6月期調査結果概要 (対前年同期比)

注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
20年4~6月期の業況(前年同期比)は、「好転」7.1%,「不変」42.9%,「悪化」50.0%で今期実績値DIは△42.9となり、前期(20年1~3月期・△51.4)より「悪化」超幅は減少した。
来期の見通しは「好転」2.4%,「不変」50.0%,「悪化」47.6%で、△45.2と今期実績値(△42.9)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっていて、依然業況は厳しい状況が続くものと思われる。
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 2. 売上額
20年4~6月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」16.7%,「不変」42.9%,「減少」40.5%で、今期実績値DIは△23.8となり、前期(20年1~3月期・△43.3)より「減少」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「増加」11.9%,「不変」45.2%,「減少」42.9%で、△31.0と今期実績値(△23.8)より「減少」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
20年4~6月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」83.3%,「不変」14.3%,「低下」2.4%で、今期実績値DIは80.9となり、前期(20年1~3月期・67.6)より「上昇」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「上昇」85.7%,「不変」9.5%,「低下」4.8%で、80.9と今期実績値(80.9)は変化のない見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
20年4~6月期の採算状況(前年同期比)は、「黒字」0.0%,「収支トントン」33.3%,「赤字」66.7%で、今期実績値DIは△66.7となり、前期(20年1~3月期・△67.6)より「赤字」超幅は縮小した。
 来期の見通しは、「黒字」2.4%,「収支トントン」31.0%,「赤字」66.7%で、△64.3と今期実績値(△66.7)より「赤字」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
20年4~6月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」0.0%,「不変」66.7%,「悪化」33.3%で、今期実績値DIは△33.3となり、前期(20年1~3月期・△40.5)より「悪化」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「好転」2.4%「不変」59.5%,「悪化」38.1%で、△35.7と今期実績値(△33.3)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 6. 経営上の問題点
20年4~6月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)材料価格の上昇、(2)民間需要の停滞、(3)請負単価の低下・上昇難、官公需要の停滞。
製造業は (1)原材料価格の上昇、(2)原材料費・人件費以外の経費の増加、製品(加工)単価の低下・上昇難、需要の停滞、(3)取引条件の悪化、従業員の確保難。
卸売業は (1)販売単価の低下・上昇難、(2)仕入単価の上昇、(3)メーカーの進出による競争の激化、需要の停滞
小売業は (1)仕入単価の上昇、(2)大型店・中型店の進出による競争の激化、購買力の他地域への流出、(3)同業店の進出、需要の停滞。
サービス業は  (1)材料等仕入単価の上昇、(2)人件費以外の経費の増加、需要の停滞、(3)新規参入業者の増加、店舗施設の狭隘・老朽化がそれぞれ挙げられている。
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