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  平成22年4~6月期調査結果概要 (対前年同期比)

(注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
22年4~6月期の業況(前年同期比)は、「好転」33.3%,「不変」35.7%,「悪化」31.0%で今期実績値DIは2.3となり、前期(22年1~3月期・△47.6)より「好転」超幅に転じた。
来期の見通しは「好転」23.8%,「不変」47.6%,「悪化」28.6%で、△4.8と今期実績値(2.3)より再び悪化に転じる見通しとなっている。
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 2. 売上額
22年4~6月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」42.9%,「不変」28.6%,「減少」28.6%で、今期実績値DIは14.3となり、前期(22年1~3月期・△33.3)より「増加」超幅に転じた。
来期の見通しは「増加」33.3%,「不変」38.1%,「減少」28.6%で、4.7と今期実績値(14.3)より「増加」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
22年4~6月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」26.2%,「不変」66.7%,「低下」7.1%で、今期実績値DIは19.1となり、前期(22年1~3月期・4.7)より「上昇」超幅は拡大した。
来期の見通しは「上昇」14.3%,「不変」81.0%,「低下」4.8%で、9.5と今期実績値(19.1)より「上昇」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
22年4~6月期の採算状況(前年同期比)は、「好転」31.0%,「不変」42.9%,「悪化」26.2%で、今期実績値DIは4.8となり、前期(22年1~3月期・△35.7)より「好転」超幅に転じた。
来期の見通しは、「好転」23.8%,「不変」54.8%,「悪化」21.4%で、2.4と今期実績値(4.8)より「好転」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
22年4~6月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」21.4%,「不変」54.8%,「悪化」23.8%で、今期実績値DIは△2.4となり、前期(22年1~3月期△35.7)より「悪化」超幅は縮小した。
来期の見通しは「好転」21.4%「不変」54.8%,「悪化」23.8%で、△2.4と今期実績値(△2.4)は変化のない見通しとなっている。
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 6. 経営上の問題点
22年4~6月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)民間需要の停滞、(2)請負単価の低下・上昇難、(3)大企業の進出による競争の激化、取引条件の悪化、事業資金の借入難、官公需要の停滞。
製造業は (1)取引条件の悪化、(2)原材料費・人件費以外の経費の増加、需要の停滞、(3)製品ニーズの変化への対応、生産設備の不足・老朽化、製品(加工)単価の低下・上昇難。
卸売業は (1)需要の停滞、(2)メーカーの進出による競争の激化、店舗・倉庫の狭隘・老朽化、販売単価の低下・上昇難、仕入単価の上昇。 
小売業は (1)大型店・中型店の進出による競争の激化、販売単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)同業者の進出、購買力の他地域への流出、消費者ニーズの変化への対応、店舗の狭隘・老朽化、(3)人件費以外の経費の増加。
サービス業は  (1)店舗施設の狭隘・老朽化、(2)新規参入業者の増加、人件費の増加、利用料金低下・上昇難。
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